百人一首 61番「いにしへの奈良の都の八重桜」

上の句
いにしへの奈良の都の八重桜
下の句
けふ九重に匂ひぬるかな
作者:伊勢大輔(いせのたいふ)
和歌の意味(現代語訳)
むかし奈良の都でさいていた八重桜が、今日は九重の宮中で美しくさいていることだわ。
出典・時代背景・文法事項など
出展は『詞花集』春・29。一条院の時代に奈良から宮中に献上された八重桜を天皇の御前で即座に詠んだ歌。
決まり字「いに」
上の句を「いに」まで聞けば、取り札「けふ九重に匂ひぬるかな」が確定する2字決まりの札です。
「い」で始まる札(友札)はほかに次の2枚があります。聞き分けに注意しましょう。
- 21番 今来むといひしばかりに長月の(決まり字「いまこ」)
- 63番 今はただ思ひ絶えなむとばかりを(決まり字「いまは」)
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