百人一首 13番「筑波嶺の峰より落つるみなの川」

上の句
筑波嶺の峰より落つるみなの川
下の句
恋ぞ積もりて淵となりぬる
作者:陽成院(ようぜいいん)
和歌の意味(現代語訳)
筑波山の峰から流れ落ちる男女(みなの)川が、わずかな水がつもって深いふちとなっていくように、わたしの恋も、ひそやかな思いであったものがつもりつもって、このように深い思いになってしまったよ。
出典・時代背景・文法事項など
"出展は『後撰集』恋3・776。""嶺""と""峰""はともに山頂の意であり、同じ意味の言葉を繰り返す「重ね詩」。完了の「ぬ」は、次第次第に深まってしまった恋の思いをより強調している。"
決まり字「つく」
上の句を「つく」まで聞けば、取り札「恋ぞ積もりて淵となりぬる」が確定する2字決まりの札です。
「つ」で始まる札(友札)はほかに次の1枚があります。聞き分けに注意しましょう。
- 23番 月見ればちぢにものこそ悲しけれ(決まり字「つき」)
百人一首を始めるなら
競技かるたを目指すなら、下の句の背景に決まり字が印刷された『小倉百人一首 きまりじ 全日本かるた協会公認 かるた』で「かるたの目」を養うのがおすすめ。
百人一首と競技かるたの魅力を知るなら、漫画『ちはやふる』もぜひ。
