百人一首 37番「白露に風の吹きしく秋の野は」

上の句
白露に風の吹きしく秋の野は
下の句
つらぬきとめぬ玉ぞ散りける
作者:文屋朝康(ふんやのあさやす)
和歌の意味(現代語訳)
草の葉についた白露に風がしきりにふく秋の野は、糸でつらぬきとおしてない玉が散りこぼれているように見えるよ。
出典・時代背景・文法事項など
出展は『後撰集』秋中・308。白露を玉に見立てているのみではなく、白露が散り乱れる様を糸で貫きとめていない玉があたり一面に乱れ散る様子を連想し動的な光景を描いている点に、朝康の独創性が感じられる。
決まり字「しら」
上の句を「しら」まで聞けば、取り札「つらぬきとめぬ玉ぞ散りける」が確定する2字決まりの札です。
「し」で始まる札(友札)はほかに次の1枚があります。聞き分けに注意しましょう。
- 40番 忍ぶれど色に出でにけりわが恋は(決まり字「しの」)
百人一首を始めるなら
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