百人一首 25番「名にし負はば逢う坂山のさねかずら」

上の句
名にし負はば逢う坂山のさねかずら
下の句
人に知られで来るよしもがな
作者:三条右大臣(さんじょうのうだいじん)
和歌の意味(現代語訳)
逢坂山が「あう」という名を負っているなら、「さ寝」ということばにも通じるそのさねかずらをそっとたぐるように、他人に知られないであなたがうまく来る方法があればいいなあ。
出典・時代背景・文法事項など
出展は『後撰集』恋3・700。「逢坂山」と「逢ふ」、「さねかづら」と「寝」、「来る」と「繰る」という三つの掛詞に加え、「繰る」と「かづら」が縁語になっており、かなり技巧的な歌となっている。
決まり字「なにし」
上の句を「なにし」まで聞けば、取り札「人に知られで来るよしもがな」が確定する3字決まりの札です。
「なに」で始まる札(友札)はほかに次の2枚があります。聞き分けに注意しましょう。
- 19番 難波潟短き蘆のふしの間も(決まり字「なにはが」)
- 88番 難波江の蘆のかりねのひとよゆゑ(決まり字「なにはえ」)
百人一首を始めるなら
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